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金沢ひまわり平和研究室

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 石川県自然史センター第31回公開シンポジウム プログラム・予稿集

はじめに
室長 平口 哲夫

デジタルの“金沢ひまわり平和研究室”をお訪ねくださり、ありがとうございます。この看板を掲げた小部屋は自宅の2階にあり、その部屋には「戦争と平和」関係の資料が置いてあります。また、このホームページの作成・管理作業は、自宅1階の多目的ルームで行なっていますので、看板を掲げた2階の小部屋は第一研究室、1階の多目的ルームは第二研究室に相当します。

このようなホームページを作成することにした切っ掛けは、金沢医科大学人文科学教室に属していたときに同大学のサーバーを利用して立ち上げたホームページ(以下、HPと称する)が定年退職に伴って終了したので、その代わりとなるHPを立ち上げる必要が生じたことにあります(私が作成したKMU人文科学ホームページのトップページは今でも見ることができます)。また、同大学のネットシステムでは、外部サーバーを用いることはできないので、掲示版(BBS)の作成・管理は個人契約により自宅のパソコンで行なっていたのですが、契約していた外部サーバーの廃業などによって、新たなサーバーに移転させたり、終了した掲示版の過去ログをHPに掲載したりなどする必要も生じました。しかし、私が属するNGOのHPの作成・管理に時間と労力がかかり、個人的なHPや掲示版にまで手が回らず、未完成のまま10年近く経過してしまいました。

研究室名の「金沢」は自宅の所在地名、また「ひまわり」は出身中学校のシンボルであり、私の母が生前好んで描いた花の名でもあります(このトップページの背景は、母の作品の一部を利用)。母は第一次世界大戦勃発の1914年生まれ、私は第二次世界大戦終結の1945年生まれです。生まれ故郷の敦賀は、1945年、私が生まれた日の100日目にB29爆撃編隊による空襲を受け、母の実家は焼失、丸岡の父方実家に避難したあと、その年の内に父の赴任地、金沢に移りました。しかも、1948年に起きた福井地震の際、父方実家は全壊してしまったのです。この戦争末期から戦後間もない頃の“体験”が「戦争と地震と平和」に関心を持つ原点になっています。

敦賀は生まれ故郷であっても、0歳児のときに金沢に移り住んだので、育ちの「ふるさと」は金沢。また、敦賀を訪ねたのは30歳を超えてからのことであり、幼い頃から何度も遊びに行って、父方の親戚とのとの想い出深い丸岡のほうが心の「ふるさと」、そして学生・院生時代を過ごした仙台は学びの「ふるさと」と言えます。
 

0〜2歳の頃は別として、長らく旧市街地の周辺部に住んでいた私は、2003年の秋、兼六園のすぐ近くに引越し、ますます金沢に愛着を感じるようになりました。このような心は、愛郷教育の結果ではなく、幼いころから過ごしてきた生活環境の中でおのずと育まれてきたものです。

金沢は、加賀藩主前田利家の入城から現在に至るまで400年以上ものあいだ戦火に見舞われたことがない、幸運な都市とはいえ、近代に“軍都”として重要な役割を担い、負の遺産も背負っております。

母校、金沢市立野田中学校の校歌の第一節を以下に紹介します。この校歌は、昭和34年(1959)、私が中学2年生のときに制定されたものです。作詞者・松川五一先生は当時、野田中学校の教諭をしておられました。作曲者・岡本敏明先生(1907〜1977)は、「どじょっこふなっこ」などの作曲でよく知られた方です。

日輪高き 野田の丘
うかべる雲を 仰ぎつつ
青空さして すこやかに
花悠揚と 咲きほこる
ああ ひまわりのその啓示(おしえ)

「ひまわりの啓示」を受けて、「金沢ひまわり平和研究室」のHP工事を再開することにした次第です。

なお、金沢ひまわり平和研究室HPは、かつてのKMU人文科学HPの下位に設定したKMU歴史・人類学HPの代わりを兼ねていることから、その内容は平和関係に限らず、多岐にわたります。しかし、すべてのことは平和に通じると思います。 
 終了した掲示版の過去ログ :各ログのリンクは、廃止や変更の場合が多いので、原則として削除または解除し、これに伴って文章の手直しを少々した箇所もあります。なお、リンクを更新または保留としたものもあります。 追 悼> 
故・湯川スミ先生 
故・植木光教先生
故・渡部治雄先生
 管理者:平口 哲夫 Hiraguchi, Tetsuo
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