世界連邦運動協会石川県連合会主催
2005年度秋の講演会
平成17年8月2日の衆議院本会議において、「世界連邦実現への道」を盛り込んだ“国連創設及びわが国の終戦・被爆六十周年に当たり更なる国際平和の構築への貢献を誓約する決議”が採択されました。憲政の父・尾崎行雄先生が国会に決議案を提出して以来の夢であり、目標であった国会決議が衆議院議員3分の2以上340名の方々の賛成署名を得たものです。 これを機に世界連邦日本国会委員会の事務局長・塩浜修氏をお招きし、同委員会の活動状況と日本が果たすべき役割について、国会という視点から講演していただきました。 |
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テーマ | 「世界連邦運動の現状と課題」 |
日 時 | 平成17年11月26日(土) 13:30〜15:00 |
場 所 | 金沢エクセルホテル東急 5階 ボールルーム (金沢市香林坊2-1-1 TEL 076‐231‐3912) |
講 師 | 世界連邦日本国会委員会 事務局長 塩 浜 修 氏 【プロフィール】新潟県上越市生まれ。獨協大学法学部卒。1990年世界連邦日本国会委員会に勤務、2000年から実質的に事務局を担当、2004年2月事務局長に就任。世界連邦運動協会執行理事。 |
後 援 | 北國新聞社、北陸放送、テレビ金沢、NHK金沢放送局、世界連邦宣言自治体石川県協議会 |
《講演概要》
U 国会決議 V I.C.C.(国際刑事裁判所) W 今後の課題 個別分野の関心を…難民問題・中東・東アジア・環境 X 私の誓い 世界連邦石川第34号「国会決議は日本の針路を示す」 |
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《資 料》 「国連創設及びわが国の終戦・被爆60周年に当たり更なる国際平和の構築への貢献を誓約する決議」成立までの経緯 ・2004年12月、中野で行なわれた世界連邦日本大会において、来年(2005年)こそ不退転の決意で国会決議を実現すべきであると合意。 ・2005年初め、森山眞弓会長、植木光教顧問、中野寛成副会長が話し合い、国連60周年と関連づけることによって2005年度に決議を成立させるという方針を決める。 ・「国連60周年にあたり国連および世界連邦の理想実現に関する決議案」 ・4月6日、2005年度世界連邦日本国会委員会の総会を開く。自民党を森山眞弓氏、民主党を鳩山由紀夫氏、公明党を井上義久氏、社民党を横光克彦氏が取りまとめ、提出時期・方法については森山会長に一任することを決定。 ・民間で世界連邦運動を行っている人からも協力があり、地元出身の議員に働きかけてくれた。 ・その結果、提出者、賛成者合わせて340名以上の賛成署名があった。これを大きな力として議員運営委員会との交渉に臨んだ。 ・同じ頃、被曝60周年決議、国連安保理改革の決議を求める者もあった。当会の決議案と合わせて3つの決議案を議院運営委員会筆頭理事鈴木恒夫氏が1つにまとめて提出することになった。 ・「国連創設及びわが国の終戦・被爆60周年に当たり更なる国際平和の構築への貢献を誓約する決議案」完成。同決議が8月2日衆議院本会議で可決成立。 国連六十周年にあたり国連改革および世界連邦の理想実現に関する決議案 このような本年、世界のあるべき姿を根本から見つめ直し、六十年間運動を続けてきた人々に敬意を払い、この理想を後世へと伝えるため、本院における決議を望むものである。 国連六十周年にあたり国連改革および世界連邦の理想実現に関する決議案(全衆議院議員に賛同を求め、340名以上の賛成署名を得たもの) 国連創設及びわが国の終戦・被爆六十周年に当たり更なる国際平和の構築への貢献を誓約する決議(8月2日の衆議院本会議で可決したもの) 国際平和の実現は世界人類の悲願であるにもかかわらず、地球上に戦争等による惨禍が絶えない。 戦争やテロリズム、飢餓や疾病、地球環境の破壊等による人命の喪失が続き、核兵器等の大量破壊兵器の拡散も懸念される。 このような国際社会の現実の中で、本院は国際連合が創設以来六十年にわたり、国際平和の維持と創造のために発揮した叡智と努力に深く敬意を表する。 われわれは、ここに十年前の「歴史を教訓に平和の決意を新たにする決議」を想起し、わが国の過去の一時期の行為が他国民に与えた多大な苦難を深く反省し、あらためてすべての犠牲者に追悼の誠を捧げるものである。 政府は、日本国憲法の掲げる恒久平和の理念のもと、唯一の被爆国として、世界のすべての人々と手を携え、核兵器等の廃絶、あらゆる戦争の回避、世界連邦実現への道の探究など、持続可能な人類共生の未来を切り開くための最大限の努力をすべきである。 右、決議する。 平成十七年八月二日 |