WFM石川県連合会会長
就任御挨拶

石川県連合会 会長 杉山 栄太郎

世界連邦石川 24:1(1998.8.15)


このたび、平成10年6月13日、世界連邦建設同盟石川県連合会拡大理事会において、図らずも世界連邦建設同盟石川県連合会会長をおおせつかりました杉山でございます。会員の皆様には、高邁な理想の旗を長い間かかげてこられたことに対し、心から敬意を表するものであります。不肖、私の責任の重さと同時に、さらなる運動の推進に微力ながら尽くしたいと思っておりますので、会員の皆様の一層のご協力をお願いするものであります。

最近の経済社会の現象を見ていますとむなしくなることもありますが、経済的代償を求めない、すなわち奉仕の心を持っておられる方々が意外と多くおられることに気がつきました。戦後、今日までいちばん日本人の間で多く読まれてきた本と言えば、己を捨て天下国家を超えて社会のために尽くす人間像を描いた司馬遼太郎、また一方、かくれた存在ながら徳をつむ人間像を描いた山本周五郎、このお二方の本だということを聞き、力強く思い、まだまだ世のため、人のために尽くさなければならないと思う今日このごろです。