『讃美歌21』
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真実に清く生きたい


I would be true
詞:Howard A. Walter, 1883-1918
PEEK
曲:Joseph Y. Peek, 1843-1911



真実に 清く生きたい、

誠実な 友のために。

恐れず 強くありたい、

なすべきわざのために。




まことの 友となりたい、

友なき 人の友と、

与えて 報い求めぬ

まことの愛の人と。




謙虚に 進みゆきたい、

弱さを 自覚しつつ。

ゆく手は なお遠くても

心を高くあげよう。


フィリ3:12 哀3:27 詩73:1 ルカ9:62 マタ5:48 フィリ4:8-9

(日本基督教団讃美歌委員会編,1997,『讃美歌21』,日本基督教団出版局)

原詞の2節は、ハワード・A・ウォルターが早稲田大学で教えていた1907年1月に書かれ、母親に送られたものです。母親がそれを雑誌に投稿し、世に知られるようになりました。ウォルターは宣教師を希望していましたが、心臓が悪かったため認められず、教師として日本に赴任したのでした。1913年にYMCAの理事となってからインドに赴き、ラフォールのフォーマン・クリスチャン・カレッジで働きましたが、インフルエンザにかかりインドで亡くなりました。作曲者ジョセフ・Y・ピークは、1909年夏にウォルターに会い、その歌詞に感動して浮かんだ旋律を口笛で吹いたところ、それを聴いた友人のグランド・C・タラーが楽譜に書きとめ、和声を付けたそうです。(参考:日本基督教讃美歌委員会編,1998,『讃美歌21略解』,日本基督教団出版局)


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