『讃美歌21』
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ガリラヤの風


詞:由木康,1896-1985 MISSIONARY HYMN
曲:Lowell MAson, 1792-1872



ガリラヤの風 かおるあたり、

「神のみ国」は 近づけり」と、

告げられしより 既に久し。

「来たらせたまえ、主よ、み国を」。





たたかいの日に 憩いの夜に

み国をしたう あつき祈り、

絶ゆることなく 捧げられぬ。

「来たらせたまえ、主よ、み国を」。





憎み、あらそい 後を絶ちて、

平和と愛は 世界に満ち

み旨の成るは いずれの日か。

「来たらせたまえ、主よ、み国を」。


マコ1:15 詩67:4-6 マタ6:10 Uペト3:8-12

(日本基督教団讃美歌委員会編,1997,『讃美歌21』,日本基督教団出版局)

詞は、1929年、由木康が昭和6年版『讃美歌』の改訂にたずさわっていた頃、主の祈りの中の「み国をきたらせたまえ」の句に霊感をうけ、永遠の平和が実現する神の国を待ち望みつつ作成した。曲は、1823年ローウエル・メースンがレジナルド・ヒーバー作詞「北のはてなる」(『讃美歌.214』)のために作曲したものを、由木が自作の詩に指定した。(参考:梅染信夫,1994,『神は愛なり 讃美歌物語3』,新教出版社)



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