『讃美歌21』
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栄光は主にあれ



詞:由木康, 1896-1985 REFORMATION
曲:小泉功, 1907-1902



栄光は主にあれ、めぐみの神は

死の谷 歩める
 われらをかえりみ、

救いをもたらし み民をきよむる

かがやく使者(つかい)を つかわしたまえり。




栄光は主にあれ、つみびとゆるす

つきせぬめぐみは、あらたにしめされ、

戒め解かれし 自由のよろこび、

信ずるこころに ふたたびあふれぬ。





栄光は主にあれ ちからのもとい

とうとき聖書は われらの手にあり。

世の知恵、退け、聖霊くだりて

その意味正しく ときあかしたもう。





栄光は主にあれ、とうときめぐみ

さずかるわれらは ひたすらしたがわん。


この世にみ神を かがやきあらわす

ひかりと、われらを なさしめたまえや



ロマ3:21-22 イザ61:1-3 詩119:41-48 ルカ2:29-32

(日本基督教団讃美歌委員会編,1997,『讃美歌21』,日本基督教団出版局)

作詞・作曲とも日本人による讃美歌です。オーギュスト・ドゥコペ(1836-1907)の宗教改革歌にヒントを得て作られた歌詞は、1936年に由木康(ゆうき・こう)の訳詞讃美歌集『竪琴』に収録されました。この歌詞のために1953年に作られた曲REFORMATIONについて、作曲者の小泉功(こいずみ・いさお)は「ジュネーヴ詩編歌的な香りを持たせることに苦心した」そうです。(参考:日本基督教団讃美歌委員会編,1998,『讃美歌21略解』,日本基督教団出版局)

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