『讃美歌21』
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山べにむかいて


版:別所梅之助, 1871-1945 SANDON
曲:Charles H. Purday, 1799-1885



山べにむかいてわれ 目をあぐ、

助けはいずかたより きたるか。

あめつちのみかみより

たすけぞわれにきたる。




み神は汝(なれ)の足を つよくす、

み守りあれば汝(なれ)は うごかじ。

みたみをば守るもの

まどろみねむりまさじ。




み神はあだをふせぐ たてなり、

汝(な)が身をつねに守る かげなり。

よるは月、ひるは日も

汝(なれ)をばそこなうまじ。





み神はわざわいをも さけしめ

疲れしたましいをも やすます。

いずるおり、 いるおりも、

たえせず汝(なれ)を守らん。



詩121 黙7:416-17

(日本基督教団讃美歌委員会編,1997,『讃美歌21』,日本基督教団出版局)

日本における讃美歌学の草分けである別所梅之助は、牧師を歴任しただけでなく、青山学園の国語・漢文の教授を務めただけあって、讃美歌の歌詞を日本語として美しく洗練されたものにすることに貢献しました。作曲者のチャールズ・ヘンリー・パーディは、声楽家として活躍し、ヴィクトリア女王の戴冠式において独唱者を務めました。(参考:日本基督教団讃美歌委員会編,1998,『讃美歌21略解』,日本基督教団出版局)


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