フォトアルバム28―金沢犀川ワイズメンズクラブ―


8月第一例会

日時:2008年8月14日(木)19:00〜21:00
場所兼六城下町2階「時雨の間」(金沢市兼六町2-5)
卓話:田向 洋 氏(元・金沢工業高等専門学校副校長)「クリスト教徒が学問と科学を生んだ」

     

田向先生のご専門は英語、退職後12年間のアメリカ生活、
欧米各地を旅行など豊富な経験をふまえたお話しを展開。


“ロマ”人によってbarbarian扱いされた“ユーロップ”人が
“クリスト”教化されていく過程について解説。


“グライシャ”の学問がイスラムを介して“ユーロップ”に
伝達され、「書き物」(いわゆる聖書)の研究が始まった。
12〜13世紀に北イタリアとフランス中部で創始された
universityは教会を中心に学者・学生が集まったもので、
その第一の目的はやはり「書き物」の研究であった。
やがて、教会の教義に拘束されない人物が学問を推し
進めるようになり、近代科学の誕生につながっていく。


*向かって左の最前列には卓話の田向先生に座って
いただくはずが、うっかりしてしまい、どうも申しわけ
ございません。今回、会員2名が富山の鮎釣り大会に
出かけてしまい、ちょっと寂しい参加者数でしたが、
田向先生の快活なお話と議論によって賑わいました。


9月第一例会

日時:2008年9月11日(木)19:00〜21:00
場所兼六城下町2階「芳春の間」(金沢市兼六町2-5)
卓話:渡辺 寛 氏(ナギの会代表)「堤防が危ない!浅野川洪水から見えてくるもの」

     

小・中学生のときに白銀教会の日曜学校に通っていた
とのこと。また、現在の「ナギの会」の活動に至るまでの
経緯を伺うと、ワイズメンズクラブの活動とも内容的に
重なるところがあり、親近感がぐっと深まりました。


会食後、卓話が始まる前のひととき、コーヒーを飲みながら。





上流で局所的に想定外の降雨があったことは確かだが、
洪水量は想定内に収まっている。にもかかわらず、なぜ
氾濫が起きたのか。 液晶プロジェクターによるスライドで
浅野川氾濫の生々しい写真を見ながら説明を伺いました。


上流の土砂災害、中流の越流氾濫だけでなく、下流では
堤防決壊の前兆と見られるパイピング現象が起きていた
という点についても証拠写真がスライドで示されました。



今回はめずらしく市議会議員の森さんと県議会議員の盛本さん、
“ナギの会”の大谷内さんが出席してくださり、ますます男っぽくなりました。