平口哲夫の文献リスト:考古学研究


考古学研究第42巻第4号(通巻168号,1996)


岡山市に本拠を置く考古学研究会は、会費を低く抑えながら良質の会誌“考古学研究”(季刊)を刊行してきたことで定評がある。通巻114号(1982)に掲載された拙論「日本石器時代区分の現状と課題」は、研究ノートとして扱われている。当時の投稿案内では、論文は400字づめ原稿用紙70枚以内に対して、研究ノートは「試論・着想・批判・その他の短論文、20枚以内」とされている。拙論は比較的短く、評論的要素に富むことから研究ノートとして受理されたようである。旧石器時代と縄文時代の区別や定義・名称について意見を述べる人は、ぜひ拙論をふまえていただきたい。また、「発掘調査報告書の編集はいかにあるべきか―最近の石川県下発行の関係文献を読んで―」( 平口,1997,石考研会誌,40: 77-82)も参照していただければ幸いである。

平口哲夫 1982 日本石器時代区分の現状と課題 考古学研究 114 103-110
平口哲夫 1989 稲田孝司『哺乳動物化石の産状と旧石器文化』 考古学研究 142 110-115
平口哲夫・富岡直人 1996 展望 国際会議“縄文文化からスター・カーへ”に参加して (PDF) 考古学研究 168 19-24

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